NTT職員や設備担当を装った代理店のマンションへの勧誘の報告と対処法

マンションなどの集合住宅には、NTTのフレッツや、auひかり等の、インターネットの、特に光ファイバー回線サービスの委託会社、代理店による勧誘がたまに訪れます。
彼らの問題は、自分が代理店の者で、接続サービスの契約が目的だとはっきりと明かさないことです。「マンションの設備の担当」や、「NTTの者」とは名乗りますが、代理店の従業員だとは決して名乗らないのです。おそらく、そのほうが自分たちがお墨付きを与えられている、信頼できる人間だという印象を与えられと考えているからでしょう。もちろん、見る人が見れば全くそんなことはないのですが。

昨日も、若い女性が、「マンションの設備が新しくなったので…」などと言って、インターホンを押してきました。私はこのような勧誘は今まで何度も受けてきていますし、インターネット接続には、家の中でも外でもWiMAXを利用しており、今のところ光ファイバーに乗り換えるつもりはなく、「私は結構です」追い返してもよかったのですが、一体どういう代理店から派遣されているのか知りたかったので、あえてドアを開けて応対しました。

今回、特におかしいと思ったのは、「以前、マンションに新しい回線が導入されたのですが、ご連絡が遅くなってしまいました。すみません!」と突然頭を下げて謝ってきたことです。私が賃借りしているマンションにフレッツ回線が敷かれてから、もう1年は経っていると思います。その間に何人もの他の代理店の勧誘員が訪れて、同じようなことをやっているのです。そもそも、マンションにフレッツの光ファイバー回線を敷設したのは彼女でもその代理店でもありません。あくまで自分たちがNTTないしマンションの直接の関係者であると装いたいのでしょう。おそらく宣伝文句から謝り方まで、代理店のマニュアルに事細かく書かれていて、彼女はそれに忠実に従っているのだと思います。

一通り、一方的な話を聞いた後、「検討しますので、連絡先教えてもらえませんか」と頼むと、代理店名、連絡先が書かれた名刺と、NTTが配布しているパンフレットを渡されました。

代理店名は京都にある「アイ・ティー・シー株式会社」です。

調べてみたところ、呆れたことに、このアイ・ティー・シー株式会社は、本家の西日本電信電話株式会社、つまりNTT西日本の京都支店から、マンションの営業で優秀な成果を達成したと表彰状をもらっていることが明らかになりました。
他の代理店より早く、一人でも多く契約をこぎつければよいというノルマ至上主義が、代理店の社内のみならず、NTTにまではびこっていて、契約にこぎつけるためには手段を選ばないような考え方が正当化されているのでしょうか。NTTは代理店のそうした手法を批判するどころか、むしろ奨励しているとみなされても仕方ありません。
しかし、こんなことをしていれば、多くの人は不審さに気づくでしょうし、一部のインターネットに弱い人やお年寄りに漬け込んで契約にこぎつけられたとしても、長い目で見ればやがては社会での信頼を失うことに気づくべきです。上で書いた成果至上主義のもと、それを承知の上でこのようなセールスを行っているのでしょうか。そうだとしたら、人を人とも思わないような人たちだと言わざるを得ません。
私は以前から、大学における宗教や過激派の偽装サークルの問題に関心があり、今でも注意を喚起し続けています。そんな私からすれば、彼らのやっていることはそのような団体とそう違うものではありません。

ところで、渡された名刺に書かれていた名前をFacebookで打ち込むと、同名の名前の人のページが見つかりました。写真も公開されており、間違いなく勧誘に来た女性でした。(これも社会人として不用意だと思います)
悲しいかな、ネット上では、さも充実した人生を送っているように友人、知人たちには見せて、現実に他者に向けてやっているのは、ほとんど詐欺の片棒かつぎと変わらないことです。わざわざ大学まで出た人間が、生活のためにはここまで人間性や良心を捨てて働かなければならないのかと気の毒に、また恐ろしくなってきました。

最後に、このような代理店の勧誘を受けた場合の私なりの対処法を書こうと思います。

第一に、代理店以外の人が、戸別訪問に現れることはまずありません。設備担当を標榜していても、家主とは無関係の可能性が高いです。まともな家主ないし管理者であれば、設備の増強、点検などが行われる際には、事前に連絡があるはずです。ですから、そのような人はすべてなんらかの会社から派遣された勧誘員だと思って差し支えありません。
以上のことを踏まえた上で、そのような人がインターホンを押してきた場合、まず、明確に目的を尋ねるようにしましょう。それでも目的や正体を明かさない場合は、はっきりとお引取り願いましょう。あいまいな態度を取るのが一番よくありません。相手はつけあがるからです。
それでも食い下がる場合、正当な理由なく施設に立ち入って、またこちらが帰ってくれと言っているのに立ち去らないことは、建造物侵入罪や、不退去罪に該当する可能性がありますので、110番通報をしても構いません。
目的を明かしても、関心がないならはっきりと自分には不要であると伝えたほうが良いでしょう。不用意にドアを開けるとなかなか帰ってくれなかったりとトラブルのもとになります。

もし、私のように、トラブルを覚悟でわざわざ正体を突き止めて、後でNTTなりauなり、プロバイダ会社に直接苦情を訴えたい方や、不審な業者をブラックリストに入れたい方は、極力相手を刺激せず、話を聞き流した上で、適当に口実を作って連絡先を教えるように言いましょう。相手は答えざるをえないはずです。もし嘘を言ったり、それでも身分を明かさない場合は、立派な不審人物です。やはり110番通報しても文句を言われる筋合いはないでしょう。

もう一つ、はっきり書きますと、光ファイバー回線の契約は、このような信用ならない怪しい代理店の言うことに従うよりも、自分で直接インターネット上からプロバイダを探して契約したほうが、満足したサービスを安く受けられます。私はいつもそうしてきました。
(具体的な方法は後日書こうと思います)
結局、よほどの物好きでなければ、このような戸別訪問による勧誘でプロバイダを乗り換えるメリットはありません。

マーケティングやセールスの本にはなんと書かれているのかは知ったことではありませんが、個人的に、設備がどうだとか、NTTがどうだとかで身分を装うよりも、これこれの目的で勧誘に来た代理店の者だとはっきり言ってくれたほうが、誠実さが伝わってきて話を聞いてみたい気になりますが、いかがでしょうか。
小手先のテクニックで人間関係を築いたり、言葉巧みに人を心理操作するのを是とするという考え方がはびこっているのは、なにもこのような人たちの間だけではないような気もします。

後でNTTに苦情の電話を入れるつもりですが、その結果はまた別に書こうと思います。

そういえば、今回の勧誘はまだかわいいもので、数ヶ月前は、インターホンで断った後に用事で外に出たら、チンピラのような風貌の若い男が、マンション内をうろうろしていて、代理店の者かと問いただしたら、なんと「管理者だ」と無礼な態度で名乗ってきたのです。恥を知らないのでしょうか。念のため、家主に確認しましたが、やはりそのような管理者は存在しませんでした。立ち去る際にナンバープレート(大阪ナンバー)を控えていたので、警察に伝えておきました。今度来たらすぐに110番するつもりです。

他にも、夜の8時過ぎにやけにカジュアルな服装をした若い男が同じような勧誘に来たことがあります。ノルマに迫られていたんでしょうか。とにかく、今まで何度も勧誘が訪ねて来たことはお分かりになると思います。今思えば、一人残らず名刺をもらって連絡先と代理店の名前を控えておくべきでした。

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