相手にする価値もない人たち

シリアの難民を中傷するような差別的な絵をSNSで描いた人がいたようで、マスメディアでも取り上げられているようですが、ありきたりなネット右翼、差別主義者の言動で、いちいち取り上げる価値もないものです。ああいう下衆な人たちは、そもそもまともに話す気などなく、とても議論が通用しない、残念なことに、どういう事情があってか考えが凝り固まって良心の欠落した人ですから、議論の相手になってくれること、メディアで取り上げられること自体がかえって彼らを喜ばせることになるのです。百田尚樹なども中身は同類だとは思いますが、一応彼は著名人であって、注目されやすさは仕方ないものの、一方、今回騒動を起こしたのは、自称「漫画家」らしい得体のしれない一介のおばさんです。同じようなゴミのような落書き(自称「芸術」)はネット上にあちこち転がっているわけで、わざわざマスメディアで取り上げに値するような輩ではありません。明確な違法行為でもしたのでない限り、決して同じ土俵に上げるべきではないような連中です。(批判されるとすぐに「言論の自由」を持ち出す限り、攻撃的な反面、被害妄想の強い典型的なネット右翼の思考回路です)

ただ問題点があるとしたら、SNS側が、誰が見ても明確な差別的な意図がある発言にもかかわらず、削除するなり退会させるなりの措置を取らないことです。私もFacebookで同じようなグループや利用者を何度も報告したことがありますが、削除されたのはたったの一件のみでした。一体何を恐れているのかはわかりませんが、こんなものは言論の自由でもなんでもないのですし、そうであっても野放しにする道理はどこにもないのですから、差別発言は断固禁止すると毅然と宣言して、もっと積極的に処分に踏み切っていただきたいものです。もちろん、現時点でもそういう建前はありますが、ほとんど機能していないのが問題なのです。一体どういう基準で対処しているのかもっと透明性を持たせるべきではないでしょうか。

そういえば以前、知人の韓国人に在特会の話をしたことがありますが、一人は鼻で笑っていて、もう一人は、「かわいそうな人です」と言っていて、少し肩透かしを食らいました。怒りを買うどころか全く相手にされておらず、むしろ哀れみすら感じられているわけです。いちいちまともに相手にするだけ時間と労力の無駄だとわかっているからでしょう。

差別主義者ではなく、むしろ彼らが嫌っているであろうSEALDsに対しても私は批判的ですが、彼らも(思想の中身が乏しいにも関わらず)メディアを巧みに利用したことがここまで有名になった要因といえるでしょう。そう考えると、どういう立場であろうとも大手メディアの力は馬鹿にできたものではなく、罪作りなものです。

相手にする価値もない人たち” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    完璧なものはないと受け入れ、取捨選択することは当然ですね
    完璧なものは、完璧ではない自分によって選ばれるのだから、完璧ではない

  2. 鴉(管理人) より:

    一体何が仰りたいのかわかりかねます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください