高石中学校 みどりやの謎

この記事は、現在は非公開になっている旧ブログの記事を下敷きにしながらほぼ一から書き直したものです。

ある時、高石中学校の関係者から、みどりやという売店がまだ存続していると聞きました。実際に見に行ける距離ではありますが、まだ確認はとっていません。

このみどりや、高石中学校裏門からすぐ出たところにある、いわゆる学校御用の売店だったのですが、一体どういう経緯か何年も前に学校側とトラブルを起こしたそうです。今もその対立が続いているのかも知りません。生徒側はみどりやの味方をしているというのですが、詳細は知らないものの実際はトラブルを起こしても何もおかしくない人たちで、私は極度の違和感を覚えています。

たとえば高中OBが書いたとおぼしき、以下のような文章が存在します。

FANTA Wolstenholme
2012年07月08日 23:15
(引用者により中略)
先日久々にみどりやに行ってきました
ここしばらく行けてなかったので
会って色々と話が出来たのはよかったのですが、
その中で僕らが通っていた頃では考えられないような話を聞きました。

その話をみんなに知ってほしかったのと、
もし時間がある方にはみどりやへ行っていただいて
おっちゃんおばちゃんと話をして元気づけてあげてほしいと思ったので、
トピックを立てさせてもらいました。

まず全体通して言えるのは
昔と違って生徒にとってみどりやが気軽には行けない店になっているということ。

僕らの頃(卒業して12年ほど経ちますが)では
昼休憩や放課後気軽に行って飲み物やご飯が買えるのは当然のこと、
みどりやへ行った時にはよく色々話をしていました。
中には悩みを聞いてもらったという人も多いと思いますウッシッシぴかぴか(新しい)

おっちゃんやおばちゃんも
生徒が顔出してくれて、
色々話出来たのが楽しかったと言ってくれています。

が、
最近では生徒がお弁当を引き取りにくるのを
教師数人で見張っていたり、
クラブ中にお茶を買いにきた生徒を見つけたら咎め、
買わないように指導するとのこと。
(しかも気の弱そうな子のみに対して)
それに対して保護者が反論すると上手く言い逃れをするそうです。

そんな指導をする状態なので生徒が自分で使うゼッケンですら
保護者が買いに来ているらしく、
生徒からは「みどりやで買ったらあかんのやろ?」
と言われることもあるほど。

さらには教育実習生にもみどりやを利用しないようにと指導しており、
(実際に教育実習生から聞いたとのこと)
みどりやで買ったご飯とわかるから
「みどりやで買ったご飯を自分で買ってきた容器等に移して食べるのもダメ」
という冗談としか思えないような指導までされたという話も聞きました(;´∀`)

早朝から手作りで作っているご飯に関しては
業者から仕入れて売っているというウワサまで
流れていたそうです。
(ウワサの出どころはわからないとのことですが、
当然かなりのショックを受けられたとのこと)

他にもみどりやに関係のあることないこと関わらず聞きましたが、
キリがないのでこれ以上はやめておきます。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=639738&id=70476522

(2017年6月17日閲覧)

退会したユーザー
2014年03月06日 15:26
どうもはじめまして。現中2の男子です。

今日みどり屋さんによりました(mixiのことについてちょっと・・・。

で、おばちゃんから聞いたんですけど
最近の教師はひどい!
教師A「緑やもうすぐ潰れるよ。」
教師B「放課後みどり屋で飲み物とか買うんじゃねーぞ!」

とか言ってるらしいですわぁ。
ひどいと思いません?←教育委員会も現場でそんじゃこと言うしね・・・。

なんとかできないんですかね・・・?

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=639738&id=71625613&comment_count=15

(2017年6月17日閲覧)

(2017年6月17日閲覧)

(2017年6月17日閲覧)

一体現役の高中生がどう考えているのかは知りませんが、このような投稿からは高中OBや市民団体までもがみどりやを守ろうとしていて、みどりやも生徒の味方の売店であるかのような印象を受けます。

ところが、同じ高中出身の私にとっては全く良い印象がありません。現在は80代になるであろう老夫婦が経営していたのですが、特に妻が大変高圧的、横柄な性格で、たとえば商品を渡す前に早くお金を出すよう強要し、もたもたしようものなら、「はよ!」「お金出しとけ!」など、罵声を浴びせながら台を叩いたりするようなことがありました。まるで生徒を泥棒か何かだと思っていたのでしょうか。

その一方で、同じ高中出身の知人によると気に入った生徒には特別な弁当を作っていたなどという話もあり、えこひいきをする、好き嫌いの激しい人物であることが伺えます。さらに、手作り350円の弁当といっても中身はちょっとしか入っておらず、正門前にあったデイリーストアで買ったほうがよほど量が多かったなどとこぼしていました。食べざかりの中学生ならあの程度の量では到底満腹しないでしょう。

このように、いくら子供相手とはいえ、とても客商売をする者の態度だとは思えません。もともと横暴な人格の人たちが、長年にわたって学校と持ちつ持たれつで癒着することによって余計に増長していたと考えられます。詳しい経緯はわかりませんが、時代も変わってなんらかの揉め事が引き金になり、学校側もついに堪忍袋の緒が切れて関係が悪化したことによって、みどりやは被害者意識を持ち出して、無知蒙昧な生徒やOB、保護者や市会議員などに窮状を訴えて抱き込もうとしていたといったところでしょうか。

ちなみに、当時はデイリーストアへ行くと、生徒指導などの教師が待ち伏せしていて注意されることがありました。さすがに休日の部活の練習日等はそんなことはなかったはずですが、飲食物はみどりやでしか買うことが許されなかったのです。それがみどりやで買い物をしないように指導しているのだとしたら、学校も学校、教師も教師、一貫した思想のない恣意的な人たちだとつくづく感じさせられます。そのくせ先生様として偉そうにふんぞり返っているとしたら滑稽でなりません。

私の世代だけでなく、私より遥か上の世代の人たちも遠からずの印象です。以下のような話を聞いたことがあります。

  • もう還暦を過ぎているある高中OBから聞いた情報では、当時は正門側に青木という、学校指定の制服などを扱う店があった。(パンも?)
  • 経営していたのは夫婦と娘だった。妻と娘は怖い人だった。
  • そのOBより数歳下の私の亡父も、生前、娘が気性の激しい人だと認めていた。娘の父親は穏やかな人だったらしい。
  • 娘は共産党か何かの左翼的な活動に従事していて、市役所の前をデモ行進しているところを私の父は見たことがあるらしい。
  • また、特別娘と接点のなかった上のOBは大人になってから学校とは関係のない場所で娘に出会ったら突然敵呼ばわりされた。

みどりやの妻が本当に共産主義の左翼だったとしたら、プロレタリアートが大半であろう親の子どもを自営業者が恫喝するなど、マルクスが見たら卒倒するでしょう。マルクスの思想にも共産主義にも実際は何ら理解がなく、自分の利益だけは声高に主張する典型的ななんちゃって左翼の活動家です。

以上のことから、少なくとも私の記憶の限りでは、みどりやの(旧姓青木?)夫妻が生徒全般に好かれていたとは到底考えられません。私のように疎ましいと感じていた者も少なくなかったはずです。それなのに上で引用した文章は、彼らがまるで生徒に愛されたおじちゃんおばちゃんであるかのように脚色しているなど多分に誇張が入っていて著しく公平性を欠いています。

みどりやは2008年に、「特定非営利活動法人繋みどりや」としてNPOの認証をとっており、活動目的は「この法人は、子供たち・先生・保護者への和みの場の提供や悩み相談を行うことで、人と人が繋がって生きていける地域社会の実現とその地域社会を担っていく子供たちの健全な育成を図るとともに、通用門周辺や通学路の季節の花の世話や外来者のチェックを行うことで、地域環境の保全と地域安全に寄与することを目的とする。」そうです。
https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/114002873
(2017年6月17日閲覧)

しかし、上にも書いたとおり、少なくとも私にとってはみどりやは戦場のような場所でおおよそ和みの場などとは程遠いものでした。みどりやの人たちが当時のように横暴なままならば、悩みを抱えた人が人生相談でもしようものなら、かえって精神が破壊されてしまうかもしれないと心配しています。

少し余談ですが、現在、高中にスクールカウンセラーなどの心理相談の専門家は配置されているのでしょうか、あるいはカウンセリングの技術を身につけた教師はいるのでしょうか。そちらの整備のほうがみどりやの存続などよりも重要ですし、いるとしたらよほど頼りになるはずです。

さらに余談ですが、私は在学時にいじめを受けた際、複数の教師から加害者ごと(この時点でアウト)相談室に呼び出され、当時でもカウンセリングの常識からすれば極めて不適切な指導を受けて、暴力の被害者であるはずの私のほうまでが悪者扱いされたことがあります。ですから、私は高石中学校の少なくとも当時の教師に対しては、みどりやの夫妻以上に不信感と哀れみを抱いていることを書いておきます。

さて、以上のことから、現在私は高石市民ではありませんが、高石中学校OBとしてその他、疑問に感じているのは以下のとおりです。

  • そもそも高石中学校とみどりやに限ったことではないが、公立学校が学用品などの購入を特定の売店に指定することは、ある種の癒着のようなものだが、これはどういう制度によって許されているのか。
  • あれだけみどりやをかばいだてして、生徒が校外へ出て他の売店で飲食物等を購入することを執拗に監視していた学校側は、どういう経緯で手のひらを返すようにみどりやと対立するに至ったのか。
  • その対立は現在解決したのか。
  • 現在も板挟みになっているのだとしたら現役の生徒は一体どう感じているのか。(現在は給食があるらしいですが)

なお、旧ブログの文章には、以下のような温かいコメントが寄せられていました。

ごめんなさい、笑っちゃいました。 悲しい中学生活だったんですね。 みどりやのおっちゃんおばちゃんは、教師じゃないんですよ。 すべての生徒を同じようにかわいがる必要もないかと。 そして、貴方が毛嫌いしていたから、向こうも寄らなかっただけだと思いますが。 教師でしたら、それでも関わらないといけないですが、教師じゃないんでね。 ※ペットボトルをポイ捨てしたのを怒ってなにが悪い? 愛想よくみどりやを使ってた人には普通の対応でしたよ。どんな人でも。

(2016年3月29日のコメント)
※旧ブログには、知人から聞いた話として、不良じみた生徒が店の前にペットボトルを捨てて、オーバーオールを着た夫がものすごい剣幕で怒鳴っていたというエピソードを書きました。その事自体はともかくも、上で述べたような目的を掲げてNPOとして運営しているのなら、少なくとも横柄な態度や好悪の激しさは許されず、相手の存在を受容し、話を傾聴するカウンセリング・マインドを身につけるべきです。やはり学校に隣接している売店にふさわしいとは到底思えません。そもそも、当時は私もあからさまに毛嫌いしていたわけではなく、上客とまではいいませんが普通にサンドイッチやご飯少なめ焼き飯を買ったりはしていました。みどりや以外で昼食の購入を禁じられていたため、私はそうではありませんでしたが弁当を用意できない事情がある家庭は嫌でもこんな横柄極まりない人たちと関わらないといけなかったのです。たまったものではなかったでしょう。

何にを訴えてんのかわからん だれにも相手にされずやきもちやいてるだけちゃうか!?

だいたいみどりやと、正門前にも昔は店あった ひがむな

(2015年5月14日の同一人物によるコメント)
おそらく、私の知人OBや父と近い年代の人だと思われます。私の聞いた話だと、正門前がみどりやの前身のような気がするのですが、みどりやともう一店併存していた時期があったのか、両者の経営者は異なっていたのか正確な情報はわかりません。いずれにせよ、みどりやを擁護、支援する人物の頭の中や人間性を窺い知ることができます。類は友を呼ぶとはこのことです。いい年をして情けない。

なにしろもう80代くらいの夫婦のはずで、こちらも正直かつ丁寧に取材を申し入れたら学校とのトラブルについてはともかく、昔はどこに店があったくらいの情報は教えてくれるものだと思いたいですが、どうもまともに話が通じない恐ろしい人たちだという記憶が拭いきれません。それくらい悪い印象ばかりが強かったこと、またそう感じている人は決して私だけではないことは確かです。

高石中学校 みどりやの謎” に対して4件のコメントがあります。

  1. 卒業生 より:

    懐かしいですね、みどりや
    素晴らしく人格の破綻した夫婦でした。在学中も何食わぬ顔で校内を徘徊してゴミ拾いをしている姿を見て、何故第三者である人間が勝手に校内に入れるのか疑問でした。
    当時、自分達の気に入らない行動をした(部活開始までの空き時間にコンビニで飲食物を買う等)生徒の学年、クラス、名前を店の前に貼り出して謝罪させ、部活顧問への告げ口等やりたい放題をしていました。かれこれ20年近く前の話ですが、高石中学は今でも覚えているほど特異な環境でした。

    1. 鴉(運営者) より:

      私は2003年卒業ですから、20年近く前ですと同じ時期に高中生だったかもしれませんね。

      そこまで横暴なことをしていたのは直接見たことはありませんが、彼らなら平然とやりかねないと思います。そのような不当な干渉が続いたから後年になってようやく学校側も対処せざるを得なくなったのでしょう。

      仰るとおり、みどりやの夫婦は学校関係者ではなく単なる一個人商店の店員に過ぎないわけですが、みどりや以外にも成人したいい年のOBがテニス部に勝手に指導にやってきていざこざを起こしたこともありましたし、当時は小中学校のセキュリティも甘かったですから、学校に勝手に出入りしていたのは時代によるところもあったかもしれません。とはいえ、それにしても仰るようなみどりやの夫婦の横暴な振る舞いは完全に人権侵害ですし度を越していたと思いますが。

      みどりや自体は代替わりして今も存続しているようですが(当時はあの辺りは一面空き地でしたが今ではすっかり住宅地になっているようですね)、みどりやに限らずあの手の学校の腰巾着のような個人商店は、少なくとも今のご時世ではこういう害のほうが大きいように思います。生徒やその家族が関わらずに済むようにして欲しいものです。

  2. あああああ より:

    こんにちは。私は高校1年生の元高石中学校生徒です。
    佐多氏が通っていた時は全くおばさんを見ませんでした。
    おじさんも気の良い人で、この記事に書かれていることと正反対でした。
    私が通っていた時は、特にみどりやに行くことを止められる、とかはありませんでした。
    代が変わったのでしょうか?それと今では店の見た目はかなり新しい見た目をしています。
    古臭い感じでもありませんでした。

    1. こんにちは。今年に高中を卒業されたばかりの方なんですね(「佐多氏」は「私」の打ち間違いでしょうか)。

      Googleストリートビューなどで昨年の写真を見た限りではみどりやの建物自体は私が通っていた当時(もう20年以上前…!)のままのように見えますが、確かに汚い感じはしませんから壁の塗り替えくらいはしたんでしょうか。前にも書いたように当時はあの一帯はひろーい空き地だったのですが、今ではすっかり住宅地になっていて、比較的新しそうな家がたくさん建っているためみどりやの印象も違って見えるのかもしれません。

      私が知っているおじさんは当時の時点で白髪を後ろで束ねていたのが印象的で、確か眼鏡を掛けていたように思います。おばさんの方が特に激しい人で、夫はまだマシでした。でもなにしろもう20年経っていますし、学校とトラブったのも10年以上前のことです。生きていたとしても二人とももうすっかりおじいさんおばあさんのはずで、貴方が「おじさん」と書かれているということはきっと代替わりしたのでしょう。まともなお店になっているのならなによりです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください