迷い犬と思いきや?

家から駅まで歩いていたら、なんと首輪もついていないチワワらしき小さな犬が、住宅地の前の道をウロウロしているのを見つけました。
人にはなついているようで、こちらからしゃがんで危害を加えないことをアピールしたら擦り寄ってきました。なんとも愛らしい犬です。

住宅地の方へ行くと、白髪の男性が家の外に出ていたので、お宅の犬なのですかと尋ねたら、違うと言われました。心当たりもないとのことで、私は、まさか迷い犬か、保護をしなければならないのかと口走りましたが、男性いわく、やっぱり斜向かいの家の犬じゃないかとのことでした。
確かにその犬、その住宅地からは離れようとしないし、男性が指した家の敷地に入っていったのです。
そこで私はその家のインターホンを押して、事情を説明したら、中年くらいの女性がドアを少しだけ開けるやいなや、犬は即座に家の中に駆け込んでいきました。やはり正解、家に入りたかったから助けて欲しかったようです。しかし、女性はすぐにドアを閉めてしまい、礼らしい礼も聞けませんでした。代わりに、何故か最初に話しかけた男性には何度もお礼を言われました。

こんな年の暮れの寒い日に、華奢な、しかも血統書付きであろう犬をまるで野良犬のように外に放し飼いにするなど尋常なこととは思えません。このご時世、犬泥棒だっているのです。私への対応といい、犬に対して愛情を注いでいるのか疑わしく感じました。最初の男性の方がよほど犬のことを心配していると思いました。
日常的に虐待が行われているとは思いたくないですが、よく通る道ですしこれからは注意すべきと思わさせられざるを得ませんでした。

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