Sleipnir5が不安定なのでFirefoxにしました
今までブラウザはSleipnirを使っていたのですが、この度Firefoxに変更しました。なぜかというとSleipnir5にしたところ、強制終了からの再起動が頻発してこれでは使いものにならないと感じたからです。二台のパソコンで同じような症状が出たので私の環境が特別悪いせいではないと思います。
Firefoxにしたといっても、私は何年もFirebird0.7の頃からはほとんどずっとFirefoxを使い続けてきて、昨年辺りにSleipnirをメインに替えたので、戻したといったほうが正しいかもしれません。
なぜ長い間使い続けてきたFirefoxをやめてSleipnirにしたのかといいますと、Android版のSleipnirの出来がよく、パソコン版も使ってしまえば、Fenrir Passでお気に入りの同期ができたりと便利なのではないかと思ったからです。結局Android版とPC版の連携はなにもしないままでしたが。Android版が優秀だというのは今でも感じています。ページ表示や、スクロールは速くてストレスを感じませんし、スワイプのジェスチャも直感的で便利だと思います。一方、Sleipnirを使い始めた頃は、まだAndroid版のFirefoxは重くて不安定でした。
FirefoxからWindows版のSleipnirに切り替えた頃は、今より一つ前の4でしたが、Sleipnirそのものは最初の頃から使ったことがあるので使い勝手はわかっていました。2のときに開発用のソースが入った開発者のノートパソコンが盗難されて一から作り直したのは有名な話で、そこからさらに法人まで立ち上げたのは素直にすごいと思います。
Sleipnir2は、Internet Explorerで使われているエンジン、Tridentと、Firefoxなどで使われているGeckoとの切り替えができましたが、4ではChromeで使われているBlinkとTridentの切り替えになっていました。Blink用のアドオンが使えるのは強みだと思います。
それならChromeを使えばいいじゃないかという声があるかもしれませんが、私のような古い人間には、左側のお気に入りのサイドバーがないと困り、Chromeのデザインはシンプルすぎるのです。。
4になって一新された、スマホチックなマウスジェスチャも、最初は慣れませんでしたが、右クリックしたままの高速スクロールできるのは便利だと感じるようになりました。
そんなところでSleipnir5が出たのですが、売りは「美しい文字」です。正直、そんなものをブラウザに求めているユーザーはどれくらいいるのか疑問です。
導入してこちらのこのサイトを表示させたところ、こちらが太字にした部分と他の部分との見分けが付かなくなっていて、かえって困るということで、カスタマイズからオフにしました。フォントが綺麗になったからといって便利になるとは限らないわけです。これでSleipnir5の一番の売りは私にとって不要のものとなりました。
おまけに便利だなと感じていた、右クリックでのスクロールもなくなっていたのです。タブバーがサイトのサムネイルを表示させるようになっていたのも違和感がありましたが、これは慣れかもしれません。
他にも、ボタンのカスタマイズができなくなっていたり、エンジンの切り替えもなくなっていたりと、バージョンアップして進化というよりは退化したんじゃないかという部分はあります。
それらを大目に見ても、最初に書いたように、強制終了が連発するのだけは見過ごすことはできません。4のときはそのようなことはありませんでした。これは悪印象です。
唯一の未練であった、Android版のSleipnirですが、Sleipnir自体に不満はないものの、久々にAndroid版Firefoxを使ってみたら、前ほど重くはありませんし、マウスジェスチャを入れたりとカスタマイズの幅も広がっていて、これならそろってFirefoxにしようということで、Sleipnir4に戻すことなく、一番使い慣れたFirefoxに戻るに至ったのでした。
Sleipnirも随分歴史が長いですが、5の路線だとシェアを広げるのは難しいんではないでしょうか。Blinkを使っているとはいえ、シンプル路線のChromeとは差別化してほしいものです。
とりあえず今は、ただいまフォクすけちゃん、二度と君を離さない(ようにあってほしい)よ、と言いたいです。