仮想通貨スピンドル(SPINDLE)にハマった困った後輩

大学時代にいろいろと世話になった後輩(といっても大学に遅く入った私よりさらにいくらか年上なのですが)が、タレントのGACKTがかかわっている仮想通貨、SPINDLEに傾倒していて、取引所での取引開始前の段階で、長い間連絡がなかったにもかかわらず私にも勧めてきて閉口したことがありました。
どうやらSPINDLEは今月に株式市場でいうところの上場を果たしたそうですが、IPO時点での価格から大きく下落し、上場前に安くで買った後輩でさえ、ほとんど儲かっていないどころか損を出していてもおかしくないのですが、まだ目が覚めないようで、SPINDLEのレートのみならず彼自身もここまで落ちたかと気の毒に思っています。

詳しくはまたいつかの機会に書こうと思いますが、そもそも私からしたら、まさにうさんくさい虚飾だらけのイメージしかない(某格付けチェックとか真に受けている人がいたらおめでたいですね!)GACKTがかかわっている時点で一切相手にするつもりがないです。

後輩が救いようがないほどおかしくておめでたいのは、自分のサイトで、SPINDLEを批判する人はウォーレン・バフェットの本(とはいっても彼自身がまとまった本を書いたことは一度もないのですが)を最低10冊は読むべきであるなどと述べていたのです。自分のやっていることは単なる投機、それもバイアスで目が曇った限りなくギャンブルに近いもので、バフェットの立場とは真逆に立っているにもかかわらず、それに気づいていないのですから重症です。実際にバフェット自身、仮想通貨を買うのは投資でないと批判しています。本を読んだつもりでも自分の信念を正当化するバイアスから離れられず、全く理解していない典型例でしょう。

https://jp.cointelegraph.com/news/buying-bitcoin-is-not-investing-claims-oracle-of-omaha-warren-buffett
https://finance.yahoo.com/news/warren-buffett-buying-bitcoin-not-investing-110702015.html?guccounter=1

バフェットのいうような投資は、投資先のビジネスモデルを厳しく定量的、定性的に分析した上で行うもののはずですが、後輩がやっているのは宗教への盲目的信仰のようなものです。また、同じ大学を出た友人の知人で私とも面識があった人で、私からしたら実態がないに等しいMLMにハマった人もいますが、後輩の心理は彼と同じようなものだとも思います。

こうなってしまうともう私もお手上げで、外から何を言っても聞く耳を持ちませんので、一度徹底的に痛い目にあわないと目が覚めないと思いましたが、昨日遭難死した登山家の栗城史多のように、指を失っても虚栄を張り続けて命を落とすような愚か者もいるわけですから、馬鹿は死んでも治らないのかもしれません、残念ながら。

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