刑務所は「堀の中」ではなく「塀の中」

ヤフーニュースで以下のような記事を読んでいたら、「堀の中」なる表現を発見しました。

全否定の「囚人筋トレ」が普通の自重筋トレと違う3つの理由(11月5日配信 、Newsweek)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181105-00010006-newsweek-int

鋼のような肉体をつくり上げて過酷な獄中生活を生き抜くと、釈放後、自重トレーニングの伝道師に。まさに「堀の中の筋トレ法」である。

さらには、「堀の中の筋トレ法」というコワモテなイメージと異なり、実は初歩の初歩から解説してくれる点も特徴的である。

ウェイド流「堀の中の筋トレ法」に取り組み、「ビッグ6」のそれぞれで先のステップへと進んでいけば、相当な筋力を得られるだろう。何しろ、プッシュアップの「ステップ10」は「ワンアーム・プッシュアップ」、つまり片腕での腕立て伏せだ。下の写真を見てもらいたい。

(いずれも強調は引用者)

漢字が似ているので私も混同したことがありますが、刑務所の中は「塀(へい)の中」であって、「堀(ほり)の中」ではありません。塀と掘、どちらが監獄を囲むものとして欠かせないか、また、お堀の中だとしたら溝の中、水を張っているなら水中と捉えかねない表現になることをよく考えれば気づくはずのことなのですが。
複数回間違えているところからも変換、タイプミスだとは考えられず、本気で堀の中だと思い込んでいるのだろうかと、執筆者ないし編集者の一般教養を疑ってしまいました。

ところで記事で紹介された本のことは以前から知っていましたが、邦訳の表紙のグラップラー刃牙のイラストは、ボディビル的なトレーニングを否定しているこの本で語られているトレーニングの目標とはかけ離れた、現実離れした誇張された筋肉の付き方で、ミスマッチどころか原著者への敬意を欠いていると思います。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク