GoogleのHuawei取引中止による今後のHuaweiユーザーへの影響の考察
Twitterを見ていたら、GoogleがHuaweiとの取引を中止したと報道されて、大量にツイートが投稿されていることがわかりました。
http://news.livedoor.com/article/detail/16485827/
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1185344.html
今使っているHuaweiが使えなくなると嘆いているTweetも複数見かけましたが、決してそのようなことはありません。
あくまで、今後発売されるHuawei製品で、Googleただし、現在使っているHuawei製のスマホも、今後はAndoridのアップデートはできなくなるかもしれません。
さて、グーグルがファーウェイと取引中断によって、今後のファーウェイ製のスマホにどのような影響が出るのか考えてみましたが、抜け道はいくらでもあるのであまり悲観的になる必要はないと思います。
根本的なソフト、OSであるAndroidについては、オープンソースプロジェクトというものがあって、AndroidOSをカスタマイズしたものがいくつもあり、それらも使えなくなるわけではないのなら、それを搭載すれば済みます。
ブラウザ以外でGoogle製のアプリで使っている人が特に多いと思われるGmailやYouTubeも、Gmailのメールアドレス自体が使えなくなるのならともかく、公式アプリだけならば他のメールソフトを使えば良いですし、YouTubeも、Chrome以外のFirefoxなどのブラウザから使うなどすれば良いだけの話です。
そもそも、Huaweiほどの技術力のある会社なら、独自のOSやアプリを開発することも十分可能でしょう。
一番気になることがあるとすれば、アプリを配信している基幹アプリであるGooglePlayで、それが使えなくなることによって、たとえばGooglePlayや、Appbankでしか配信されていない日本のゲームを遊んでいるようなユーザーがダウンロードやアップデートをできなくなることですが、これもAndroidと同じく、Open Gappsというのもありますし、どうにかなるんじゃないでしょうか。
実は、中国製スマホでGoogleのアプリなどができなくなるという報道は今回が初めてではありません。
https://gigazine.net/news/20180327-google-block-uncertified-device/
脊髄反射的に新しい報道に飛びついて踊らされないようにしたいものです。
あとは、アメリカに尻尾を振って、ドコモやauなどの国内の会社がファーウェイ製品を扱うのをやめることが考えられますが、はっきり言って、わざわざそのような会社で購入するメリットがあるとは考えられず、現時点でも購入先は他にいくらでもありますし、インターネット回線は格安SIMを提供している会社と契約してしまえば良いのです。
私はこの度のアメリカ、ないしトランプによるファーウェイへの執拗な攻撃は、セキュリティ上のリスクなどというのは建前で、実際は中国との貿易戦争や、中国製のスマホのシェアが高くなっていることを恐れてのことだったりと、経済的な理由で、単なる言いがかりだと思っています。
大量破壊兵器を所持しているという「疑い」でイラクに戦争をしかけたものの、結局見つからなかったのと同じような愚かな蛮行です。