ポケットモンスターソード・シールドの感想メモ

今までのポケモンやわざの一部を登場させなかったのは英断だと思う。増えすぎてきりがないから。いっそのことブラック・ホワイトのように殿堂入りまでは新ポケモンしか出さなくても良いくらいだった。(マップの仕様にもよるが)

新ポケモンのデザインは悪くない。よくアイデアが尽きないものだと思う。ただ、明らかにそのポケモンしか使えないような、一発ネタのようなわざやとくせいが見られて(コオリッポやヒヒダルマなど)、次回からはどう扱うのかが気になる。

完全3Dのポケモンの動きはかわいらしい。ポケモンの種類によってそれぞれリアクションが異なって見ていて楽しい。

友人も似たようなことを言っていたが、ポケモン以上にトレーナーのデザインに力を入れているようにさえ感じた。以前からだが、かわいいものの萌えを狙いすぎな気はする。(マリィやポケモンごっこなど。ビートはショタ好き受け、別の友人いわく、キバナは腐女子受けがよさそう)

ワイルドエリアのボリュームが大きすぎる。さまざまなポケモンが登場して走り回っていて楽しいが、登場ポケモンの量やフィールドの広さを割きすぎていて、それと比べると他のマップがアンバランスに感じる。特に、アラベスクタウンとスパイクタウンはポケモンセンターとジムくらいしか施設がない。手抜きとしか言いようがない。

ポケモン図鑑が不親切。今回、ポケモンのエンカウント方式はシンボルエンカウントと、!マークでのエンカウントに分かれているが、図鑑での分布は区別されていない。シンボルでしか出ないポケモンや、!マークでしか出ないポケモンもいるので、それを知らないといつまでも経っても出現率が低いポケモンを狙っても捕まえられない。エンカウント方式も!マークのような中途半端な擬似的なシンボル形式を採用するならランダムでも良かったのではないか。

進化条件が不親切。特にデスバーンとネギガナイト。デスバーンはダメージを49以上受けた上で、ワイルドエリアの特定の岩のアーチの下に行く、ネギガナイトは戦闘中に急所に3回当てるという前例のないもの。しかもゲーム内ではノーヒントのはず。自力では到底見つけられない。まるで攻略サイトを見よと言われているようなものだ。こんな条件ならせめてマホイップのようにゲーム内でなんらかのヒントを出すべき。度が過ぎていてユーザーをなめているとしか思えない。

相変わらずストーリークリアまでの難易度が低すぎる。自然にレベルが上っていくのでタイプ相性が悪くても力押しで勝ててしまう。がくしゅうそうちで全員に経験値が入るようになってからそうなったように感じているが、今作ではがくしゅうそうちさえ存在せず、もとから経験値が全員に入るようになった。小学生の頃に第一作目からほとんどずっとやってきているプレイヤーとしては、相手の方がレベルが高いが、道具やタイプ相性を駆使して戦ってなんとか勝てるのが面白かった。第4世代くらいまではまだちょうどよいバランスだったと思う。あまりにも簡単すぎてかえってやる気が起きなくなる。この仕様ならライバルトレーナーのポケモンのレベルはもっと高くていいと思うが、今の子どもたちにとってもちょうどいいくらいなのだろうか。

ストーリーそのものも単調すぎる。悪の組織がこれほどストーリーの絡んでこないのは初めてではないか。ただ一本道に進めさせるための足止めの道具になっている。ローズも黒幕としてのキャラクターの設定は悪くないのだから、サン・ムーンのように悪の組織を二重に絡ませたり、それまでのようにもっと序盤からストーリーに絡めても良かったのではないか。丁寧な伏線もなく最後の最後になって茶々を入れるのはイライラさせられた。

ポケモンリーグも簡単すぎる。手抜きだとさえ思える。チャンピオンを目指すという原点に回帰するのであれば四天王はいてほしかった。トーナメント形式も新鮮なアイデアだとは思うが、2周目からはせめてハートゴールド・ソウルシルバーやブラック・ホワイトのように手持ちは全員6匹にしてほしかった。ダンデまで5匹に減らす意味はなんなのか。ブラック・ホワイトは四天王は初回は4匹だったが、その後のゲーチスはラスボスにふさわしく手強かったし(特にサザンドラ。あまりに強かったので当時は誤った情報まで流れたが工夫すれば勝てる程度)、2周目からの四天王は手持ちの数だけでなく簡単には勝てないレベルに上がっていた。レベルの上がりやすさを考えればレベルはハートゴールド・ソウルシルバーのように80前後でもよかった。

伝説のポケモンが少なすぎる。今のところ捕まえられるのはムゲンダイナとザシアンかザマゼンタのみ。しかもストーリーを進めると必ず捕まえなくてはならない。ムゲンダイナも最後の最後になってローズによって存在が明かされる。しかもムゲンダイナはマックスレイドバトルでいるかどうかで難易度が変わる重要なポケモンにもかかわらずストーリーでは影が薄い。ザシアンかザマゼンタはクリア後になってようやく捕まえられる。ポケモン以外にもクリア後に解放される要素が少なすぎる。ボリュームは大きく、自由度も高くできるはずなのに今まででもっとも小さいのはどういうつもりなのか。

メガシンカをなくした(ウルトラサン・ウルトラムーンだったかの図鑑は最悪。メガシンカを愛していたユーザーを愚弄しているのか?)のは良いとしてもダイマックスはテンポを悪くしているだけのように感じられた。ストーリーの薄さと相まってネズのようにあまり使いたいと思わない。(でも通信対戦ではメガシンカ同様に猛威をふるうんでしょう)

インターネット通信の環境が劣悪すぎる。フレンドとすら指定した相手と通信できず、わざわざパスワードを指定して待たなければいけないのはおかしいのではないか。どういう考えでこういう仕様にしたのか。また、GTS(いつまででしたっけ?)があった頃のように、希望しているポケモンと交換できるようにしてほしかった。友人がいないと図鑑完成が厳しい。

ワイルドエリアは日毎に天気が変わり、特定のエリアで特定の天気にしか出てこないポケモンが多くいるので、上のインターネット環境の欠点もあって、図鑑完成やパーティの編成がなお難しくなっている。長く楽しんで欲しいということなのかもしれないが、老若男女、毎日ゲームができるとは限らないのに、欲しいポケモンがいつまでも経っても出てこないのはストレスがたまるのではないか。1月以外の毎月1日とクリスマスにはワイルドエリア内のすべてのエリアが同じ天気になることがわかっているので、私はカレンダーを調整している。

私はレートバトルにも最近流行りらしいeスポーツ(金儲けになるんでしょうねえ)にも興味はないが、なにも通信対戦がポケモンのすべてではない。能力の優れたポケモンを選ぶ作業はかなり簡単になってきていることは悪くないと思うが(結局時間とお金のある人が有利になっていたから)、通信対戦以外の要素も原点に帰ってもっと丁寧にバランス良くデザインして欲しい。

上でも書いたように、私は子供のころからなんだかんだずっとポケモンをやってきているので、どうしても他の作品と比べてしまい短所が目につくが、今回やここ数年で始めた人がどういう感想を持つのか興味がある。

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