大晦日の物思い
大晦日くらいと珍しく長時間テレビを見ております。
チャンネルを回してみましたがどれもくだらない茶番ばかりなので一番マシで静かなNHK教育テレビのクラシックを聴いています。
クラシック曲以外も演奏されていてスターウォーズとハリー・ポッターで使われている曲が同じ作曲家(ジョン・ウィリアムズ)によるものだと初めて知りました。
それにしても本当に熱狂への嫌悪感が強くなってきたと感じる今日このごろです。あとは今まで以上に他人に共感できなくなってきました。いや、共感というよりはなんでしょうか。得体のしれないものに容易に自分を売り渡していると申しましょうか。共感や共苦といわれるものは本当にそういうものなのか疑問です。
以前はたまに格闘技を見ていたものですが全く面白いと感じなくなりました。見てて面白いと思うんでしょうか。紅白ではやはり以前よく聴いていたユーミンがノーサイドを歌うらしいですが、怖いもの見たさ以外でわざわざガラガラ声を聞きたいとは思えません。アルバムで十分です。それを言ってしまえばクラシックとてコンサートを直接聴いているわけではないので同じことですが。
改めて感動も流行も、人為的に誰かが作り出すものなのだなと。いや、人間の営みなのですから当然のことなのですが、あまりにもそれが露骨で、押し付けがましく鬱陶しくないでしょうか。かといって自然発生的に現れたものが価値あるものなのかと言われるとそういうわけでもなく、むしろもっとくだらないものだったりすることはよくあることです。