風呂の残り湯洗濯がマイブーム
寒い季節ですからシャワーだけで済まさずに湯船に浸かることが多くなり、せっかく張った水をそのまま捨てるのはもったいなく有効活用したいので残り湯を洗濯に利用しています。
実家を除けばこちらに引っ越すまでは洗濯機はベランダなどに外置きで、物理的にホースで残り湯を吸い込むことができませんでした。バケツで汲んで運べば別かもしれませんがさすがにそこまではする気にはなりませんでした。
今使っているパナソニックの洗濯機はあらかじめ給水ホースと、本体とホースを繋ぐためのネジ穴がついていますし、洗いやすすぎでの残り湯使用を選択できるボタンまであるため余計にもったいないと思って使い始めたら、吸い込む様子がなんだか面白くてすっかりはまってしまっています。
お風呂に入る際にはいつも入浴剤を入れていて、入浴剤には「すすぎは清水で行って下さい」(入浴剤によってはつけ置きも)と書いてあるのですが、すすぎはどうせ2回行うので1回目も残り湯を使ってしまったこともあります。ただし、洗濯物を干して取り込む際に臭いが残っていると感じたことがあったので、素直に洗いのときだけ使うのが良いのかもしれません。
実際に雑菌がどれだけ残っているのか、単なる憶測ではなく科学的な情報を知りたくなって調べてみたところ、横浜市水道局によると、すすぎのみ水道水で行った場合は最初から水道水で行った場合と比べて洗濯直後は及ばないものの、室内乾燥(時間は不明)させたらどちらもほとんど細菌は検出されなかったことがわかりました。
一方、すすぎに残り湯を使った場合は乾燥させても十分に死滅しないようです。グラフによると、すべて残り湯で行った場合は、すすぎをすべて清水で行った場合を1としたら1万倍、1回目まで残り湯で行った場合は100倍の細菌が残るようです。やはりすすぎには残り湯を使うのはやめたほうがよいのでしょう。いくら水道代を節約できても雑菌だらけの服を着て万が一健康に悪影響が及ぶようなことがあれば馬鹿馬鹿しいことです。
すすぎの回数も1回では落としきれないらしく、残り湯を使って洗濯する場合はすすぎ1回でも可能な洗剤を使う意味はあまりないのかもしれません。