ステンレスハンガーは錆びに注意
ステンレス製のハンガーや洗濯用ばさみをベランダなどの屋外に放置している人は、錆びによる染みが洗濯物に付いてしまったら落ちないため、錆びていないか定期的に確認したほうが良いと思います。錆が怖い人は角型ハンガーは洗濯ばさみのみ耐候性のあるプラスチックのものを使ったほうが無難かもしれません。
ある日、気に入っているパーカーの内側やタオルにオレンジ色の染みがついていることに気づきました。食べ物の染みかと思いましたが位置からするとそうではなく、洋服を吊っているハンガーや洗濯バサミの錆びた部分から錆が溶け出して付着したもののようです。酸素系漂白剤やベンジン、錆止めスプレーなどを試しましたが錆による染みは全く落ちません。クリーニングに出しても落ちるのかどうかわかりません。
ステンレスのハンガーはプラスチックと違って外に出しっぱなしにしていても紫外線で劣化してぼろぼろになり、全く使い物にならないことはなく、その面では経済的ですし環境にも優しいかもしれません。ですが、ステンレスといっても所詮は鉄の合金で全く錆びないわけはありません。一度錆びが付着したら取り返しのつかないことになりますので、面倒でも外に出しっぱなしにしないか、錆びていないか定期的に注意するべきでしょう。ステンレスに付いた錆び自体は、ひどいものでなければ研磨剤の付いたスポンジなどでこすれば簡単に落ちます。
普通のハンガーはすぐにわかりますが、洗濯ばさみはわざわざ開いて内側まで見なければ錆びているのかわからず、いわゆる角型ハンガーの場合は数も多いので手間はかかります。それが面倒な人は洗濯ばさみのみ、紫外線に強いポリカーボネイト製のプラスチックのものを使ったほうが良いかもしれません。