デタラメな「食品と暮らしの安全」とそれを真に受ける人

友人とレストランに行ったら、メニューにおかしなことを書いた紙が挟まっていた。紙には「日本茶が危ない」などと仰々しい見出しの下に、市販の日本茶に含まれている化学物質が人を凶暴化させ、がん(子宮頸がんだったか?)を増発させるなどと書いてあった。

このような扇情的で断定的な表現を使う時点で、科学的な素養がない人が書いたものであることがひと目でわかる。

どこから印刷されたものか見てみたら、「食品と暮らしの安全」と書いてあった。帰った後に調べてみたら、身近な食品がいかに危険なものであるのかを煽って自分たちの商品を買わせる、ありがちな悪質なビジネスを行っている団体らしい。

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常識的に考えて、本当に日本茶で凶暴化したりがんが発生するなら、今頃日本は北斗の拳の世界のように荒廃しているだろうし、老若男女がん患者で溢れかえっているだろう。そんな因果関係がはっきりしているならとっくに学会でも取り上げられて研究されているはずだし、日本茶もそれに含まれているらしい農薬も規制されているに違いないが、そうなっていないのは企業や政府の利権によるものだなどと言い出しかねない。社会をなめている傲慢な陰謀論である。

店の人が挟んだのか、第三者が勝手に置いていったのかはわからないが、無農薬を売りにする日本茶がメニューにあったので店によるものかもしれない。いずれにせよ、何十年も生きていてなぜこの程度の常識や思考力が身につかないのか。心底情けない。料理自体は大変美味しかっただけに残念な思いをした。

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