コスパ最高のランドナー、アラヤフェデラル

ランドナーを買い換えようかと考えていてあれこれ調べていたら、アラヤの旅用自転車で一番安いFederalが、以前からコストパフォーマンスの高さは知っていましたが、2021年モデルから値段は変わらないのに設計が見直されてグレードアップされていて驚きました。

FED / ARAYA Federal / アラヤ・フェデラル
アラヤは1903年に日本で初めて自転車のリムを生産し、1946年から高い品質を誇る”ツバメ自転車”を生産・発売し、現在に至るまで長く日本の自転車を見続けてきた”日本の自転車ブランド”です。

前後に荷台とパニアバッグを取付ける昔ながらのスタイルで、日本メーカーのランドナーに乗って旅をしてみたいという人には個人的に一番おすすめできる自転車です。

まず驚かされたのは、新しいモデルではフレームと同じクロモリになったことです。以前はフロントフォークの素材は、安価な自転車に使われることが多いハイテン鋼だったはずです。すべてクロモリのランドナーがこの値段で売られているのは他に知りません。

搭載されている部品は、もちろんオーダーのランドナーのように見栄えの良い(必ずしも性能に直結しない)高級なものではありませんが、私の卒業した大学のサイクリング部でかつて多くの部員が買って旅をしていた、フェデラルの軽く倍以上の値段がするセミオーダーのPanasonicのランドナーと比べてもそう劣っているものではありません。たとえばかつて販売されていた完成車に付いていたブレーキはフェデラルと同じTEKTROのものでした。

少なくとも日本縦断くらいならそのままのパーツ構成で十分こなせるでしょう。強いて言うなら、タイヤはパンクしにくいものに替えたほうが安心できるかもしれません。経験上、シュワルベのマラソンがおすすめです。あとは、ハンドルバーバッグをつけたいなら補助ブレーキは邪魔になるかもしれません。

他に大きく変わったのは、ホイールの大きさで、以前はフェデラルは日本のママチャリでよく使われている26×1-3/8という規格でしたが、27.5(650B)になったことです。日本国内ならタイヤの手に入りやすさはあまり変わらないかもしれません。ホームセンターなら前者のほうが手に入りやすいと思いますが、マウンテンバイクのタイヤが、かつてランドナーでよく使われていた27.5インチが主流になっているので、スポーツバイク向けのタイヤの選択の幅は27.5のほうが格段に広いです。世界的に見ればそちらのほうが入手しやすいでしょう。走る場所によってはMTBやグラベルロード向けのタイヤを履かせてみるのもおもしろいかもしれません。

上で例に出したPanasonicのランドナーのホイールは、かつてマウンテンバイクで主流だった26HE(26×1-3/8とは別物)ですが、MTBが完全に27.5に移行しているのでフェデラルのこの変更はちゃんと時流に沿ったもの(偶然にも昔のランドナーへの回帰でもある)だといえるでしょう。

フレームの色も、グリーンもグレーも落ち着いた綺麗なもので、万人受けすると思います。古き良き時代ののんびりと走る旅のスタイルによく似合います。

全体的に見てこのFederalはお金のあまりない学生には特に一押しです。税込みで7万円弱ならアルバイトをすれば手が届く値段でしょう。全体的に自転車が値上がりする中、クロスバイクとそう変わらない6万円台で、長旅を走れる丈夫なクロモリの自転車が買えるのは本当に驚くべきことだと思います。

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