手指湿疹対策(台所洗剤など)

私は20代になってから年がら年中慢性的に手指にブツブツができて荒れるようになり、ひどいときは10本の指のほとんどがジュクジュクすることもありました。

原因は不明ですが、台所の洗い物が影響していると思い、さまざまなことを試してきました。手に優しいと評判の洗剤のフロッシュアロエベラ、石鹸なども買って使ったことがありますが、なんら改善しませんでした。洗い物の際には木綿の手袋をはめてさらにその上にゴム手袋をするなどもしましたがそれでも治りませんでした。

皮膚科で診てもらっていたこともあり、尿素クリームを一日何回も擦り込みなさいと言われましたがあまり効果がなく、別の病院では最強のステロイドを出してもらっていましたがそれでも効果は長続きしませんでした。漢方薬も複数試したことがあり、ジュクジュクした私の湿疹には消風散が一番効きましたが、やはりずっと飲み続けるのは難しくこれも長続きしませんでした。

さすがに大きな鍋などは手洗いでしたが、小さなお皿は食器洗い機を使っていた時期さえありますが、症状がおさまることはありませんでした。

このように何をやっても良くなりませんでしたが、現在は完璧とはいかないまでも症状が落ち着いています。台所洗剤は、どこにでも売っている花王のオレンジのキュキュットを使っています。特に手袋もしていません。この洗剤の前は手肌へのやさしさを謳っているヤシノミ洗剤を使っていましたがどういうわけか私には合っていなかったようで、やはりなんの改善もしないどころか逆に悪化してしまいました。結局はフロッシュやヤシノミ洗剤など、手肌にやさしいという評判の洗剤は私にはなんの役にも立たず、どこにでも安くで売られているキュキュット以下でした。

このキュキュットは手指への刺激だけでなく、洗浄力など総合的に見て今まで試した中で最高の洗剤です。同じくどこにでも見かける洗剤では、P&Gのジョイは弱アルカリ性だからか、洗浄力は申し分なかったですが手指への刺激が強すぎました。また泡立ちが弱く、すぐに量をスポンジに足さなければいけないのも不満でした。ライオンのチャーミーマジカはキュキュットと同じ中性で、ふきん、まな板、スポンジすべての除菌ができる点もよかったですが、汚れを落とす力が足りないように感じました。キュキュットも弱酸性の「クリア除菌」を使っていた時期もあって、随分前のことであまり覚えていませんが、あまり肌への刺激は変わらなかったように思います。

一方、現在使っているふつうのキュキュットは少ない量でも油汚れもゴシゴシとしっかり落とせますし、スポンジの泡立ち、食器の水切れももく、バランスの取れた洗剤で今のところなんの不満もありません。数多く試しましたが遠回りした挙げ句ようやく最高の洗剤に出会えたと感じています。

余談ながら洗剤といえば洗濯用洗剤も台所洗剤並みに数多く試しましたが、液体のニュービーズにようやく落ち着きました。思えばトイレやお風呂など、家の洗剤はほとんどすべて花王製です。

もっとも、念のため、洗い物をした後に指に少しかゆみがある程度なら、ユースキンAを、それ以下の乾燥が気になる程度ならニベアクリームを塗り、明らかに指に炎症がある際は、ステロイドが含まれている市販のベトネベートをさらに一日二回ほど塗ることにしています。20代前半の頃は、そもそもステロイド軟膏ないしクリームが炎症に対して即効性があることすら知らず、炎症を抑えるわけではないのに化膿止めを買って塗ったりしていたことがありました。逆に、20代後半になってからも傷口に誤ってステロイドクリームを塗ってしまい、化膿させてしまったこともあります。その点、ベトネベートはステロイドに加え化膿止めも入っているので傷口に入ってしまっても安心感があります。現在はボディソープもニベアクリームケアボディウォッシュを使っていて、これで身体を洗うと風呂上がりは肌がぷるぷるになって気持ち良いです。

ただし、どうも私の症状は夏のほうが悪化しやすいようですので、キュキュットのみならず本当にこれらの対策が効果があるのかどうかは次の夏にならないとわからないとは思います。

(2022年7月31日)「その点、ベトネベートはステロイドに加え化膿止めも入っているので傷口に入ってしまっても安心感があります。」などと書いていますが、抗生物質を闇雲に使い続けると耐性菌が生じるおそれがあることを完全に忘れていました。ただの湿疹なら抗生物質が含まれていない軟膏のほうが良いと思います。

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