自然電力急騰から解約、移転までのまとめ
先の記事にも書いたように、自然電力の電力料金がこのまま契約し続けるのは困難なほど高騰して、あれこれと情報を調べた上で、検針日前に解約して他社に移行しました。
通常であれば、移行先の電力会社のサイトから切り替えの手続きをするだけなのですが、その方法ですと切り替えが2月に入ってからの検針日からになってしまい、それまでの期間は高騰した自然電力の料金を支払わなくてはなりません。
そこで調べた結果、検針日前に自然電力を解約して、他社に移行した人がいることを知りました。
上のページでは、カスタマーサポートセンターに何度も電話をすることを勧められていましたが、みんな同じことを考えているからか、何度電話しても自然電力のサポートセンターに繋がらなかっため、問い合わせフォームから解約を申し込みました。
https://shizendenryoku.jp/contact/form
数日前までは、自然電力のサイトで、問い合わせフォームから検針日前に即時解約する方法がアナウンスされていて、そのたのテンプレートも書かれていますした。
しかし、22日現在はその内容は消えてしまっています。解約の申込みがあまりにも殺到したためかもしれませんが、「新しいお切替え先によっては、希望日(マッチング手続き後に1営業日+2日(土日祝含む)が最短)でのお切替えが可能です。お切替え先の小売電気事業者へお問い合わせください。」と書かれているので、現在は即時解約を受け付けていないというわけではないと思います。
私が行った手順としては、15日金曜日に、移行したい電力会社(私の場合はイーレックス)のサポートセンターに電話して事情を説明したら、九州電力の25日に対し、最短で19日から契約可能で、ウェブ上から19日からを指定して契約申込みをして、それから自然電力18日いっぱいで解約するための手続きをした後に再度電話で報告するように言われました。
言われたようにした結果、自然電力のカスタマーサポートから、本来は休日の翌19日土曜日の夜8時半頃に、以下の内容が書かれたメールが届いていました。
以下に「供給地点特定番号」「ご契約者名義」「
電気を最後にご使用される日」をご記入の上、ご返信ください。
————————————————————
供給地点特定番号:【 】
ご契約者名義:【 】※解約手続きを正確に行うためご記入ください
電気を最後にご使用される日:【 月 日】※ご返信日の翌日以降の日付をご記入ください
解約にあたっての注意事項(下記)をお読みの上、ご了承いただけましたか?【はい/いいえ】
※ご了承いただきました場合は、「はい」のみにしてご連絡ください。 ※「電気を最後にご使用される日」
の23時59分まで電気をご利用いただけます。
※「電気を最後にご使用される日」の翌日付で新しい小売事業者と新規ご契約ください。
※解約日は、「電気を最後にご使用される日」の翌日となります。
※「供給地点特定番号」は、1月10日の弊社からのお知らせ (Eメール) にてお送りしております。
※ エリアによっては電気事業者や一般送配電事業者が即日解約からの新規お申し込みを受け付けず、 取消になる場合があるのでご了承ください。
※ 過去の日付でのお手続きはできかねます。過去の日付を記載いただくことで更に対応に時間を要することにな りますのでご容赦くださいますようお願い申し上げます。また、 システム上お時間の指定を承ることがいたしかねますため、 上記日付の23時59分までのご契約で、翌日0: 00以降に遮断となります。
※ お切り替えを目的とした解約手続きに伴う停電・その他の事由により発生した、いかなるトラブル・損失・ 損害に対しても弊社は責任を負いかねます。 切り替えの際には、停電リスクがあります点、ご留意ください。
———————————————————— ◆即日解約(解約手続き)でのご注意点について
即日解約は停電する可能性がございます。
電力供給の停止・再点は一般送配電事業者が行っており、
万が一停電が起きた場合も弊社では対応ができないため、 新規にお申し込みされた電力会社へお問い合わせいただく必要がご ざいます。 即日解約(解約手続き)は、
本来お引越しなど電気の利用を止める際のお手続きです。
一度、弊社との電力供給を解約し、お客様より切り替え先の電力会社に新規申し込みをしていただく必 要があります。
新しい電力会社に切り替わるタイミングによっては一時的に電気が利用できなくなる場合がございますので、ご注意ください。 また、
エリアによっては電気事業者や一般送配電事業者が同一需要家によ る即日解約・ 新規お申し込みを受け付けず取消になる場合があるのでご了承くだ さい。 一時的に電気が利用できなくなることを避けるために、まず「
次にご契約される小売電気事業者」へ、自然電力のでんきの【「 電気を最後にご使用される日」の翌日付で再点のお手続き( 電気を点ける手続き)】が可能かをご確認ください。万が一、「 自然電力のでんき」の「電気を最後にご使用される日」 の翌日を迎えましても電気が点かない場合は、恐れ入りますが、 お申込された小売電気事業者へお問い合わせ頂くようお願いいたし ます。 その他、
何かご不明点などございましたら本メールにご返信する形でお問い 合わせください。
何卒宜しくお願い申し上げます。—————–
自然電力 カスタマーサポート
—————–9時に電話
気づくのが遅かったからか、翌日17日の午前中に、改めて最後に使用する日を18日に指定して返信し、解約されるのを待っていましたが、その日の午後に、すでに他社の来月での切り替えの予約が入っているため解約できないと返信がありました。
上の記事でも書いたように、自然電力の高騰が気づいて最初に九州電力へウェブから切り替えの申込みをし、翌朝に電話で相談したら今月25日の切り替えにしてもらえると言われたのですが、イーレックスのほうが早いことがわかり、申し訳ないですが再度九電に電話をして申込みをキャンセルさせてもらいました。月曜日になって念のため確認した結果正しかったのですが、どうやら土日の前で処理がまだ完了していないのでないかと思い、そのことと、キャンセルの手続きは確かに行ったから改めて18日いっぱいまで、19日から解約してほしい旨を自然電力に返信しましたがその日はもう返信がありませんでした。
事前にイーレックスに確認したところ、たとえ19日で解約できなくて解約日がずれてしまっても、解約の処理が届き次第対応しているとは説明は受けてはいましたが、やはりちゃんと解約できたか不安になり、ダメ元で翌18日の午前9時になってから、自然電力に電話をかけてみました。
それまでは何度かけても話し中か、「おかけ直しください」のアナウンスが流れただけでしたが、その日は「お待ち下さい」のアナウンスの後に音楽が流れました。音楽が流れている途中に突然切れたり、音が途切れたりと回線が不安定な様子でしたが、何度かかけ直して15分から20分ほど待った結果、ついに自然電力のカスタマーサポートに繋がりました。電話に出たのはこの手のサポートセンターに典型的な柔らかい口調の感じの良い女性で、解約の手続きは進んでいて30分後には処理されると説明されました。結局電話に頼ってはしまいましたが、ちゃんとメールは読まれていて処理は勧められていたのだと思います。
その後、10時を過ぎてから念を押してイーレックスに電話をしたら、確認が必要だという話で、その後11時半頃になって折り返しの電話がかかってきて、契約が切り替わった確認が取れたと言われました。その間停電は起こりませんでした。
自然電力のマイページを見ると契約状況がまだ契約中になっていて、それでも本当にちゃんと切り替わっているのか不安を覚えていましたが、Twitterの情報によると、マイページでの契約状況は解約してから2日後に反映されるというツイートを見つけました。
マイページで解約って表示に変更になるのは
翌々日のデーター更新時ですね
12日いっぱいで解約なら14日に13日解約って表示されます— masaru (@fontronron) January 19, 2021
確かにそのとおりで、20日になってから確認したら、「ご解約(解約日:2021年01月19日)」になっていてようやく安心しました。
結局、14日の深夜に自然電力の高騰に気づいてから3日余りで自然電力を解約し、イーレックスとの契約に移行することができました。イーレックスに電話したのは16日で、契約日が19日ですから、3日後には契約できたことになります。あくまで私の場合ですが、自然電力からは1日後、日によってはその日のうちにメールの返信があり、比較的スムーズに解約することができました。確かに自然電力は電話は何度かけてもほとんど繋がらず、九州電力やイーレックスに比べればサポートセンターの体制が貧弱なのかもしれませんが、こちらが特別なことをしなくてもメールは本来は休日である土日も返信がありました。このペースなら電話をする必要はないと思いました。
自然電力の即時解約から他社への移行の流れをまとめますと、まず他社に事情を説明して、自然電力を解約した後に最短で契約できないか、いつならできるのかを尋ねて指示に従い、以下の自然電力の問い合わせフォームから即時解約の申し込みをして、あとは自然電力とやり取りをします。
自然電力の即時解約は、「最後に電気を使用する日」が自然電力のテンプレートに従って正式に解約申請のメールを送った翌々日、つまり解約日は3日後からです。最初に問い合わせフォームから送っても、返信が翌日になり、改めて申し込むように言われるかもしれませんから、解約日までは4日はかかると思ったほうが良いかもしれません。
念のため繰り返しますが、停電期間が起こらないように日程を調整するため、自然電力に解約の申し込みをする前に、まず他社に相談することをおすすめします。私が自然電力を利用していたのは九州電力管内で、イーレックスなら15日に電話をして、最短で19日から契約できました。イーレックスは東証一部上場している、いわゆる新電力会社の中では老舗の大企業で自前のバイオマス発電所も複数所持しています。また自然電力のような変動性でなく、違って料金体系は、九州電力などと同じ従量料金制で、私個人も、電力の小売が自由化されて以来なんら不満なく使い続けています。
なお、これも自然電力のメールの画像を貼ったTwitterによる数日前の情報で公式に発表されてはいませんが、東京ガスは、自然電力に即時解約を申し込む必要はなく、東京ガスへの切り替えの手続きのみで検針日前の解約に対応してくれているようです。
https://www.tokyo-gas.co.jp/
あくまで公表はされていませんので、申し込む前に東京ガスに確認されることをおすすめします。
また、関西圏では、関西電力送配電の方針により、即時解約と同じ日の契約というアナウンスが自然電力のサイトに書かれていましたが、これも今では消えています。やはり、関西電力送配電や、切り替え先の会社にあらかじめ状況を確認されることをおすすめします。