高すぎる龍クリーニング
帰省の時に着ていった喪服とコートにシミがついたので、手遅れになる前にクリーニングに出すことにしました。ここ2年ほど利用している宅配クリーニングのリネットに出そうかと迷いましたが、龍クリーニングという大牟田市に本社があるクリーニング店に持っていきました。サイトを見ても不親切に料金表がありませんでしたが、私の実家もクリーニング業で大体の料金の相場は把握しているので宅配よりも安くなるだろうし、直接やり取りできるので融通も利くだろうと思って持っていきましたが大きな間違いでした。
シミ抜きの料金が別に一点1000円ほどかかり、会員登録費に550円、初回割引50%オフでもコート一着、喪服上下の三点で5000円超もしました。通常の料金ですと会員登録費を引いてもおよそ9000円ということになります。これではリネットどころか最大手である白洋舎に出したほうが安いくらいの値段です。閉店間際に行ったらすでにレジを閉じてしまっていて手書きで計算してもらったので計算間違えがあったのかと疑われるような高さで、高所得者が少なそうな小さな町のクリーニング店では考えにくい料金ですが、面倒なのでわざわざ本社に確認する気も起きません。
http://www.hakuyosha.co.jp/cleaning/price/table01/
龍クリーニングだけでなく、実は実家の会社のサイトにも未だ料金表がなく、社長である母に客として不便だと直接言ったことがあります。しかも今回私が利用した龍クリーニングの取次店は、店舗にも料金表が常時掲げられていませんでした。中小規模のクリーニング会社は料金表を載せるなという経営上の指針のようなものを唱えている人でもいるのでしょうか。少なくとも私からすると不親切に感じて悪印象なだけです。
本当に別料金のシミ抜きが必要だったのかもわかりません。逆に、白いシミになっていたコートの箇所をシミ抜きしてほしいと受付の女性に伝えたら、虫食いで中の生地が飛び出しているからできないと言われ、それでもと頼んで、結局出した後に調べてもらうことになりましたが、やはり私に言ったとおりシミだったようで引き取った時には綺麗になくなっていました。そもそも黒のメルトン生地のコートで白い生地が飛び出すことなどありえるのでしょうか。実家に帰る前はそのような汚れはなく、喪服についたシミと同じようなものだったので尚更考えられません。品物を見る目がないのではないかと不信感を抱きました。町内にはまともなクリーニング店はここしかないためこんな殿様商売がまかり通っているのでしょうか。
「まともな」と書いたのは、町内にはもう一店、工場が併設されている全く別の店があるのですが、信じられないことに店内に猫がいるのを見かけたことがあって論外だからです。どう考えてもクリーニング店は動物を絶対に置いてはいけない業種の一つでしょう。特にあちこち動き回り毛を撒き散らしておまけに鋭い爪を持っている猫は動物の中でも最悪だと思います。あまりにもプロ意識が欠けていると言わざるを得ず、こんな店にはとても大事な服を預ける気にはなりません。
それはさておき、幸い、シミはすべて綺麗に落ちて、龍クリーニングの工場の技術力が低いわけではないことはわかりましたが次回はないと思います。発送中の事故などのリスクはありますが、リネットに出すか、送料がかかっても実家に送って母に工場まで持っていってもらったほうがマシかもしれません。