敷衍(ふえん)を知らなかった大学生

Z会から出版されている『現代文キーワード読解』という大学受験用参考書を買って読んでいます。大学受験の「現代文」科目対策としての語彙力向上と背景知識の習得をするための本なのですが、そこで取り上げられている言葉の一つに「敷衍」がありました。

実は大学4年生の頃だったか、同じ専攻の同学年の学生に、「敷衍して下さい」と書かれた指導教員から送られてきた文書かメールを見せられ、何と読むのか尋ねられたのですが、読み方も意味も知らなかったので答えられず恥をかいた覚えがあります。

大学受験生向けの参考書に載っているということは、少なくともいわゆる文系学問を勉強しようと思っている人間ならば、大学に入る前のうちに覚えてべき言葉だということでしょう。私はセンター試験の現代文で高得点(2問か3問間違い)を取って大学には入学して卒業したものの、受験生当時からこのような本は全く読んだことがありませんでした。そもそも大学に入るだけの能力が本当にあったといえるのか今になって訝しく思っているのですがやはりその疑いは正しいのではないかと改めて思わされました。見方を変えればそういう勉強を疎かにしてもそれなりに名の知れた大学に入ることはできますが、後々になって後悔することになるということです。

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