Greenfieldというデタラメなキュレーションサイトに注意(グラベルロードのタイヤ)

「グラベルロード タイヤ幅」でGoogle検索したら、一ページ目の一番上に、とんでもないことを書いているサイトが出てきました。

「ぴったりのグラベルロードタイヤを探そう!選びかたとおすすめを紹介!」(Greenfield アウトドア&スポーツ)

グラベルロードバイクのタイヤ幅は、28〜47Cが多いです。
一般的に、タイヤの幅が広がれば、それだけスピードは落ちるといえます。
たとえば28C、30Cなどグラベルでは細めのタイヤの場合は、時速35㎞前後で走ることができます。
38C、40Cなどは、時速20〜25㎞前後になり、時速35〜40㎞以上のロードバイクとくらべると遅めです。
とはいえ、グラベルのタイヤには、基準といわれるタイヤ幅がありません。
そのため、グラベルといってもメーカーや種類によっていろんなタイヤがありえるわけです。
(2022年2月12日閲覧、強調は引用者)

この記事を書いたのは絶対に自分でロードバイクで日常的に走ったことがない人だと断言できます。

なぜかといいますと、少なくとも一般的な体力の人がロードバイクで走る場合に上のサイトに書かれている時速のような高速で走り続けることはありえないからです。私はクロモリ製のグラベルロードに近いロードバイクを持っていて、タイヤは28C(28mm幅)、確かに瞬間的になら時速35kmのスピードを出すことはできますが、あまり練習をしていないため1時間以上走るとなるとせいぜい時速20kmで走れれば良いほうです。一方、私の友人にロードバイクで週に何百kmも練習し、ヒルクライムのアマチュアレースで何度も入賞するほどの力を持っている男がいますが、何十万円もするカーボンコンポジット製のフレームにやはり高額な軽量ホイールを取り付け、ロードレーサーにとって標準の25Cの幅のタイヤを履かせている彼でも時速35kmで長時間走り続けることは難しいはずです。ですから、普通のロードバイクよりもスピードが出しにくいグラベルロードで数分ならともかくもサイクリングと呼べる時間を時速35kmで走るなどプロやよほどの練習を積んだ人でもない限り考えられないことです。確かに、単に走ることが可能かどうかといえばツール・ド・フランスに出るような選手なら平地ならロードバイクで時速50km以上で走っていますから可能だとは思いますが、こういうサイトを参考にするような一般の人にとってはいずれもありえない速さです。

他にも色々と突っ込みどころはありますが、そもそもおのおのの用途にあったグラベルロードのタイヤを選ぶにあたっては、幅だけでなくタイヤの形や溝の深さ、要するに普通のロードバイク寄りなのかマウンテンバイク寄りなのかも重要ですのでくれぐれも注意されたほうがよろしいと思います。

おそらく上の記事を書いた人は、腐るほどある他の似たようなアフィリエイトなどの広告収入を目的としたまとめサイトのようにネット上の雑多なサイトから適当な情報を切り貼りして編集し、さもオリジナルのように装おうとしたはいいものの、扱っている分野の基礎的な知識さえ欠いていて集めた情報のうち何が正しいのか判断する能力がないため、内容は薄っぺらい上に失笑するようなデタラメが書かれています。

ダンベルショルダープレスの(成人男性?)の平均が30kgと書いていたりダンベルカールが15kgと書いてあったりした(いずれも重すぎてありえない)、以前批判した筋トレ関係の悪質なキュレーションサイトのジャンルをそのまま自転車にしたようなサイトです。

以前に書いた以下のページで批判したmybestとも同類です。

キュレーションサイトmybestのでたらめに注意(クロスバイクを一例に)

今回引用したGreenfieldというサイトはM.and.Agencyなる会社が運営していて、自転車に限らず、アウトドア関係の情報を扱っているそうです。ですが、これまた腐るほどあるサイトと同じように、ライター募集のページがあり、同じように知識を欠いた適当な人物を雇ってデタラメのツギハギで書かれた記事を量産させ、会社の人間にもアウトドア関係の知識があるわけではないために内容の真偽が判断できず、他の記事も同じように信頼性はないと思われます。決して真に受けて無駄なお金や時間を使わないように注意しましょう。これも似たようなことは何度も書いた覚えがありますが、スポーツやアウトドアはデタラメな情報を真に受けてしまうと命を落とす危険さえあります。

この手のサイトを運営している連中には、少しは自分で汗を流して実践してから出直してこいと言いたいです。あとは自分で管理できないような記事を書かせるなと。もっとも、金儲けだけでなく本当に見る人にとって公平で有益な情報を提供する気が少しでもあるならの話ですが。

何度も書いたようにこういうサイトは本当に有害無益で一刻も早く、一つでも多くなくなって欲しいと思いますが、人間の欲望は限りないもので、蛆虫のようにどんどんわいてくるものです。結局はこういうサイトを優遇してしまうGoogleのアルゴリズムが変わってくれるのが一番なのですが、私たちにはどうすることもできません。困ったものです。

 

 

 

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