熊本県では危険物取扱者試験の同時間複数受験ができないので注意

熊本県では危険物取扱者試験の午前と午後の科目(例えば午前の乙4種と午後の乙1種)は一日でどちらも受験することは可能ですが、同じ時間帯では複数の類を同時に受験することはできないことを知りました。

私は今年に乙4種に合格し、次は乙種3、5、6類を取得したいと考えているのですが、それほど難しい試験ではないにもかかわらず一つずつ取得するのは何度も試験場に出向いたりするのは面倒です。ネットで調べたところ一度に同時受験ができると書いてありましたが、不便なことに複数受験はインターネットでの電子申請ができず、締切まで日数がないので出願書類を消防試験研究センターまで直接受け取りに行くことにしました。

消防試験研究センターの熊本支部はなぜか県や市の教職員組合や、さらに不思議なことにテクノホライゾンエルモカンパニーなる学校向けの映像機器などを作っている私企業も入っている熊本県教育会館という建物の中にあります。消防試験研究センターの事務所の扉の前の網棚に置かれていた出願書類を手にとって読んでみたら、同じ試験時間での複数受験はできないと書かれていて肩透かしを喰らいました。

念のため事務所の中にも入って、窓口の担当者にも、熊本県では以前から複数受験はできず、複数受験可能かどうかは都道府県ごとに異なることを確認しました。窓口にいたのはそこそこ年配の女性でしたが、試験監督だったやはりもう還暦は過ぎているであろう威勢のいい男性たちは普段はどこにいるんでしょうか。

後日、消防試験研究センターのサイトの危険物取扱者試験の熊本県のページを見てみたら、熊本支部に置かれていたものと同じ試験案内のPDF版が掲載されており、そこにはしっかりと「複数受験(同じ試験時間での2種類以上の受験)はできません。」と書いてありました。このように、よく調べずに全国の都道府県で複数受験ができると思い込んで消防試験研究センターまで赴くと無駄骨を折るかもしれませんので、事前にお住まいの都道府県のページを見て、複数受験が可能かどうか確認されることをおすすめします。

私は熊本での直近の試験は見送り、交通が不便な熊本の試験会場(乙4を受けたのは熊本県立大学)に何度も出向くのは御免被るため、大阪に帰省したときか、旅行がてら東京に行ってまとめて受けることにしようと思いましたが、それぞれの受験案内を見てみると、いずれもなんらかの乙種危険物取扱者免状を取得している人は同時間の複数受験は可能ですが、大阪府は3種類に対し、東京は2種類までしか同時に受験できないことがわかりました。年間の試験の数が多いとはいえ本部である東京のほうが制限が強いのは意外でした。ちなみに熊本の隣の鹿児島県では東京と同じく2種類まで複数受験ができるということです。熊本県のほうが人口が多いのですが実に不思議なものです。

また、たいていの複数受験をしようとする人は、乙4種を取った上で他の種類を取得しようとすると思うのですが、熊本県のように実質は午前の乙4種と午後の乙12356のいずれかという組み合わせで受ける人はどれだけいるのでしょうか。いやはや、熊本県の消防試験研究センターは実に不思議なことだらけです。

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