WiMAXからWiMAX2+に乗り換えるときのポイント
私は現在、インターネット接続はフレッツ光などの光ファイバー回線ではなく、WiMAXを使っています。パソコンだけでなく、DocomoのスマホもWiMAXでつないでおり、パケット定額制サービスにも入っていないので(今はもう加入できないダブル定額には入っています)、インターネット接続料を、パソコンとスマホと共用で月額4000円強で一本化することができています。Docomoのダブル定額にはもう加入できませんが、MVNOに乗り換えれば、今でも私と同じように、無駄なお金を払わずにWiMAXで一本化することが可能です。私も来月からは、MVNO(OCNモバイル)に乗り換えます。WiMAXの端末を持ち運んでも不都合が生じない、一人暮らしの人にはおすすめの使い方です。
ただし、WiMAXはさすがに光ファイバーに比べれば速度は遅いです。とはいっても、オンラインゲームでもしない限りは、普段気になることはほとんどないのですが。しかし、現在最新のWiMAX2+なら、最大下り速度最大220Mpsと、光ファイバーと同等以上の速度で接続することができます。しかも、WiMAXを使っている人は、今なら違約金や端末代を払うことなく、タダでWiMAX2+に乗り換えることができるのです。
WiMAXからWiMAX2+に乗り換えるにあたって気をつけたいのは、まず、料金がWiMAXよりも高くなることです。通信量の制限がない「ギガ放題」プランですと、契約してから25年間は、税抜きで月額4380円、それ以降は4880円です。契約後3ヶ月は、WiMAXと同じ3696円で使うことができますが、それ以降はWiMAXよりは数百円、最終的には1000円以上高くなってしまいます。通信量が月間7GBまでのプランですと、25ヶ月間3696円で利用できますが、パソコンとスマホどちらでも毎日それなりの時間インターネットを使って、特に動画を見たり、ゲームしたりするような人は、7GBでは足りないので、ギガ放題一択となるでしょう。
さらに、WiMAX2+の契約はDocomoなどのスマホ会社と同じ2年縛りだということも気をつけなければなりません。更新月以外に解約すると、高額な手数料がかかってしまいます。
ギガ放題の料金が25ヶ月以降高くなることについては、WiMAX2+を提供しているプロバイダは複数存在しているので、更新月に解約して、別のプロバイダと契約すれば、再び4880円で使い続けることができるかもしれません。その時にはWiMAX2+の端末の最新機種の性能も上がっているでしょうし、新しい料金プランなどのサービスが展開されているかもしれません。もっとも、腹立たしいことに、その時には今よりも税金が高くなっているかもしれませんが。
以上のことから見えてくる問題は、WiMAXからWiMAX2+に乗り換えるにあたって、果たして月額700円アップして2年間使い続けるメリットがあるのかということです。
確かに、数値上は格段に速度が上がっていますが、それをどれほど実感できるのかはまた別の話です。もし今使っているWiMAXに比べて大して変わらないのなら、わざわざWiMAX2+に乗り換えるメリットは薄いでしょう。反対に、今までに比べてもっとストレスなくインターネットをすることができるようになるなら、料金が上がってもWiMAX2+に乗り換える価値はあるでしょう。それを感じることができるかどうかで、乗り換えるかどうかは決まると思います。
ですが、一度契約してしまったら、2年間は使い続けなければなりません。本当にその価値があるかわからないのにいきなり乗り換えるのはためらってしまいますが、Try WiMAXレンタルという、15日間WiMAX2+の端末を借りて、WiMAX+2の性能を実際に試すことができるサービスがあるのです。
私も早速申し込んで、WiMAX2+用の端末NAD11をレンタルしました。それまで使っていたWiMAX用の端末Mobile Slimと比べてどれくらい速くなったのかはまた別の記事に書こうと思います。