高石市立総合体育館(カモンたかいし)は川淵三郎氏の展示をやめるべき(おまけ)
ところで、新しくなった高石市立総合体育館のトレーニング室に行ったら、見覚えのある男性が立っていました。その男性は、移転前の体育館で、長年にわたって週に一回か二回、トレーニング室の利用に義務付けられていた講習会の講師を担っていた人です。もう還暦はとうに過ぎているはずですが身体はムキムキです。
新しい体育館の運営は、もう一つのトレーニング施設である「スポラたかいし」と同じく、コナミスポーツに委託されたので、その人はもう講師を辞めることになったのでしょう。
私もだいぶ前に何度か教えてもらったことがあるのですが、名前を忘れてしまっていたので尋ねたところ、Yだと名乗られたので、「おお、そうでしたお久しぶりですY先生。」と挨拶したら、「ここでは先生ちゃうでえ、ただのおっちゃんや。」と笑いながら言い返されました。
移転前の体育館には、その人が何十年もトレーナーを務めたことを表彰された写真入りの記事が載った紙が、トレーニング室の壁にぽつりと貼られていました。(ついでに、別の施設でベンチプレスをしていた若者がバーベルに圧迫されて死亡したという新聞記事の切り抜きも貼られていました)
前の記事で、存命の人物を称えるような展示物を公営の施設に展示するのはおかしいのでないかと書きましたが、こういう掲示物なら私も納得できます。長年に渡り、ただの一般市民として、同じ市民と関わりあい、彼らの健康増進に地道に貢献してきた人だからです。市から報酬があったのかどうかは知りませんが、大した額だとは考えられませんし、ほとんどボランティアのようなものでしょう。こういう人たちの支えがあってこそ、今の高石市があることはむしろ市は伝え、またわれわれ市民は覚えておくべきであると思います。
たまたま高石市に生まれて少年期を過ごし、今は東京や世界でなにかの権威になっている人物と、上の男性のような人と、市が伝えるべきなのは果たして一体どちらでしょうか。
体育館の運営が外部の業者に委託されたことで、職員が市民の視点から物を見ることがさらに難しくなったことは残念です。
ところで余談ですが、コナミスポーツから派遣されてきている職員たちは、ほとんど若い美男美女ばかりでした。客と面と向かった商売である以上、見た目が良い人が求められるのは仕方がないのでしょうか。
ただ、特にトレーニング室の係の男性は顔はさわやかなのですが、身体は私よりも華奢でした。
トレーニング室で勤務しているのですから、是非自ら普段からウェイトトレーニングに励んで欲しいです。